クジラ類の中で最も大きな性差をもつ
本種は全てのクジラ類の中で最も大きな性差をもつ。標準的なオスの体長は約16-18mであり(長さの比較資料:1E1m)、メスの約12-14mと比べて30ー50%も大きく、体重はオス50tに対しメス25tと、ほぼ2倍の差異がある。なお、誕生時は雌雄いずれも体長約4m、体重1t程度である。ハクジラの中では最大種であり、成長したオスには体長が20mを越えるものもいる。本種を特徴づける著しく肥大化した頭部は、その長さがオスで体長の3分の1に達する。これは、クジラ類の中でも例外的に巨大である。脳は、おそらく全ての動物の中でも最大・最重量であり、成体のオスでは平均7kgに達するが、身体サイズに比べれば決して大きな脳を持つとは言えない。背中の色は一様に灰色だが、日光の下では褐色に見えるかもしれない。背中の皮膚は通常凸凹(でこぼこ)で、他の大きなクジラのほとんどが滑らかな皮膚をしているのとは対照的であり、ホエールウォッチャーはこの背中の様子をプルーンに喩える。噴気孔(呼吸孔、鼻孔)の位置は頭部正面に集中しており、遊泳方向に向かって左側にずれている。
update:2009年09月13日
