高張力鋼が用いられることが多い 「ロケット・化学・燃料」

ロケットモーターの構造高温高圧に耐える必要がある固体ロケットの外殻は、一般のミサイル・ロケットや重量軽減の要求が大きくない衛星打ち上げロケットのブースターの場合、安価で強度のある高張力鋼が用いられることが多い。

上段キックモーターのような軽量化の要求がある場合、チタン合金などでモーターケースを製作することもある。

また、ガラス繊維や炭素繊維のフィラメントを円筒状に巻いた繊維強化プラスチック製の軽量なモーターケースもあり、はじめ大陸間弾道ミサイルや潜水艦発射弾道ミサイルなどの軍用の大型固体ロケットで実用化されたが、より小型の軍用ロケットモーターや、アメリカのアテナロケットや日本のH-IIAのブースターSRB-A、M-Vの2段目・3段目などの衛星打ち上げ用ロケットへも適用が進みつつある。

なお、固体燃料ロケットの外殻は熱に強い素材で出来ているとは言え、燃焼ガスの温度に晒されて耐えられるほど強くはない。

そのために燃焼ガスの温度から保護するためには固体燃料自身が用いられる。
update:2010年03月05日